私の学生時代の友人の息子さんが、大学を出てMR(製薬会社営業)として働いていたそうです。
3年くらい頑張っていたそうですが、転職したいと言っていると友人は心配していました。
製薬会社の営業をしていて、転職したいと思う理由は何なのでしょう。
もちろん本人に聞いてみないとわからないのですが、転職を考えている人は多いそうですから、何らかの理由があるはずです。
・一番は人間関係
製薬業界専門の転職サイトAnswers(アンサーズ)を見ると、幾つかあるトピックスの内の一つにMRからのキャリアチェンジというものがありました。
それだけ多くの人がMRに就職後、職種変更も含めた転職を決断したという事をあらわしているとも言えるでしょう。
もともと営業という職種は人間関係のストレスが多いのですが、製薬会社の営業の場合は特に医師や薬剤師、卸業者、他社メーカーなどと取引先の相手が多岐にわたっており、幅広く関わる事が要求されます。
取引先の医師や薬剤師からいつも邪魔者扱いされるとか、MS(医薬品卸販売担当者)とうまくいかないのでやっていられなくなるのです。
・仕事の意義を感じない
MRは、医師や薬剤師への情報提供を行うことがメインの仕事になっていますが、仕事の意義が感じられなくなって辞めたいと思ったり、なかなかキャリアアップの機会がない、転勤が多くてストレスになるというのも辞めたい理由の一つになっています。
・次の目標が決まっていたら突き進むのみ
ストレスをずっと感じながら仕事をしていても楽しくないですし、人間関係に疲れたのなら一旦離れた方が良いこともあります。
同じところにずっと勤めて欲しいと親は願いますが、ストレスを強く感じていて精神的に参っているような場合は、環境を変えることも大切です。
もし、次の目標が決まっているのなら、それを目指して進むのも良いでしょう。